ゲド戦記
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ゲド戦記 販売元:ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント |
ゴローは個人的な問題からのっぴきならない精神状態で偉大な父であるパヤ王を殺す。この観客から無関係の驚くべき父殺しから物語は幕を開ける。もちろんそれではゴロー君の内から噴出する精神的問題は解決されないので、理想の父親ハイタカが手を差し伸べてくれる。ハイタカはパヤ王と違って人間的で誰にでも優しく、特に息子ゴローを何処までも優しく包み込んでくれる。そんな人間的な父は弱さも見せてしまう。そうなるとこっちのもの、ここぞとばかりに立派な息子を演じて父を救い家族ゲームをはじめるのだった。
世代的にそうなのか素人がつくるとそうなるのか『CASSHERN』を思い出した。とにかく皆饒舌、全部説明してしまう。説明してる間は画面が動かない。説明だけだと飽きるので説明が終わるとジブリの力ですこし動かしてみせる。宮崎駿は映画の為に意図的に通常の物語を放棄したけれど吾郎は素材を物語に構築する技術が未熟なだけだろう。後半頻出する唐突な演出は笑わそうとしているとしか思えない。画面の密度の差もばらつきがあり見てられない。
結局、ジブリブランドとは宮崎駿ブランドでジブリは宮崎駿の映画を作るスタジオなのである。ただ宮崎駿は毎年新作を作れない。しかもいつまで作るかわからない。せめて2年に1本は製作しなければならない。鈴木敏夫は宮崎駿亡き後も宮崎(駿)ブランドを存続させるべく吾郎を召喚したわけだ。でもねジブリブランドを確立することに失敗したのに素人で宮崎ジブリブランドが確立できるわけないじゃん。


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